「調停委員の変化」 清水圭吾
子供を連れ去られて9カ月、当初は面会について否定もしないが、協力もしない状態だった調停委員と調査官が、面会交流を拒絶する妻と妻を説得しようとしない妻の代理人へ「面会交流の調停は、その方法を話し合うのが目的で、拒絶する為ではない」というニュアンスのことを強い口調で言ってくれるようになりました。
面会交流の調停を初めてから、2か月2回目で面会を出来ることになりました。
面会当日、次女は面会を拒否しているということで長女だけの予定でしたが、調査官が当日同行していた次女を説得してくれたのか妻の方便だったのかはわかりませんが、娘2人(9歳、7歳)と家裁内部にある児童室で会うことが実現しました。
試行面接ということで、マジックミラー越しに調停委員と妻が、同室に調査官がいまいしたが、子供達は調停委員と妻が見ていることは知らない状態でした。私が入室すると2人とも緊張しているようでしたが、5分もたたぬうちに以前のように、私に話しかけてくれるようになりました。
その後は、親子3人で1時間ほど遊びお別れの時間が来ると長女は笑顔で手を振りながら私の手のひらに自分の手のひらを合わせてきましたが、次女はぬいぐるみに顔を伏せ、泣くのを我慢しているようでした。次女にも手のひらを合わせ、「また今度あそぼうね」と言うと2人とも「うん!」と嬉しそうに返事をしてくれました。
その後の調停委員から、「以前からお子さんと遊んでいたことが感じ取れた」と感想をもらいました。調査官が子供達に感想を聞いてきてくれて、子供達も喜んでいたこともわかりました。これで次回の面会もすぐに出来るだろうと思いましたが、妻は子供達が楽しそうにしている姿を見ても喜ぶことなく、むしろ不機嫌だったようです。「離婚訴訟を行なっているので訴訟が終わったら面会させます」との返答をしたようです。
これには、調停委員も腹が立ったらしく私がいる調停室へ妻の代理人を呼び、「面会交流の調停は、その方法を話し合う目的で拒絶する為ではない」というニュアンスのことを代理人に告げ、次回調停までに面会出来る方法を考えて来るように伝えて今回の調停は終わりました。
以前、調査官が「奥さんには面会を断るようなら親権の時に不利になることも伝えて説得している」と言っていたので、民法に明文化されることが決まってからは監護親を面会交流させるように説得しやすくなったのかもしれないと感じた。
私たち夫婦はまだ離婚は成立していない為、普通の感覚であれば、親子の交流を拒絶することが正しいと考える人はいないはずです。民法に明文化されたことによって、今までは面会に協力的で無かった調停委員も変わってくるかも知れないと感じました。
今なお、お子さんに会えないでいる方に少しでも、希望の光となればと思い投稿させていただきました。
「子供の為にあきらめないこと」これが現在子供に会うことが出来ない私に出来る子供たちへの教育だと信じています。何度もあきらめようかと思いましたが、子供達の笑顔を見て、「あきらめなくて良かった」と思うことが出来ました。
これからもしつこいくらいにあきらめずにポジティブ思考で進んでいきたいと思います。