「裁判官の言葉」 今井彩音(仮名)
先日、私は家庭裁判所にて子供の引き渡しの保全申し立てについての聞き取りを受けました。何故、子供を緊急性がないのに引き取りたいかを、裁判所が一応は聞きますという事でした。
基本的には裁判官の方から聞かれ、それに対して答える形でしたが、結果はやはり子供の身の上に危険性がないから審判や調停で話し合いをしてくださいというものでした。
「気持ちは理解できますが、それはお母さんの気持ちであって、それだけでは決める事は出来ません。それに一応は月一度は面会出来てますよね。その月一度でも会えていない方は結構多いんですよ」と言われました。
その言葉を聞き、私は耳を疑いました。その実情を知ってるなら、なぜもっと裁判所は動かないのか。強制力がないならもっと法整備をきちんとすべきではないのでしょうか。本当に連れ去ったもの勝ちなんではないか、と喉まで言葉が出かけましたが今回は我慢しました。養育期間だけで判断はしません、との言葉を言ってたので、それも併せて何かの機会に問いかけたいと思います。
また調査官に質問をされた事に返答しましたが、私の説明が至らなかったのか、
それは冗談ですか?本気ですか?と発言をされました。こちらとしては真剣な場所でそんなふざけた話をする訳ありません。自身がそう感じても口に出すべきではないと思いました。
所詮は他人事であり、機械的に仕事をしてるんだ、と思いました。感情移入は平等の均衡を崩すので良くないとは思いますが、法を司る下で働いているのですから、もう少し立場を考えて頂きたいです。
本当に離婚が増える中、様々な案件が増えているのですから離婚専門の裁判官を置いて頂きたいです。