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「お母さん待っているよ」 nana

私は、3年前の夏休みに、元夫の浮気が続いているのを問い詰めたら、逆上され、夜中に追い出されてから子どもとの交流が出来なくなってしまっている母親です。

元夫の浮気にショックに加え、その日から子どもに会えなくなってしまった私は、食事も出来なくなり、睡眠もあまり取れず、子どもの夢ばかりで熟睡できませんでした。たった1カ月で8キロ体重が落ち、その後も体調はすぐれず、トータルで17キロ落ちてしまいました。私は、本当に身を引き裂かれるように、辛かった。毎日、夜空を見ながら息子たちもこの月や星を見て、同じ空で繋がっていると子供たちのことを思いながら涙が止まらなかった。忘れた日は一日たりともありません。

● 引き離される前の子供との関係

仕事をしながらの4人の男の子の子育ては、兄弟喧嘩は日常茶飯事、今考えると目まぐるしく大変でした。食事、掃除、洗濯に追われる毎日でしたが、子供が多い分、子供から学ぶことも多々ありそして、喜びもたくさんもらいました。
4人それぞれ性格も違い関わり方も違いましたが、長男は、私が買い物帰り重い荷物を持っていると、公園で遊んでいても、一番重いのはどれ?と言い持ってくれました。
二男は出産で入院したとき、私を気遣うお手紙をくれました。三男は、自分の気持ちを出すのが苦手、そして四男とけんかすると悪くないのにお兄ちゃんに怒られ我慢しているのを知っていたので、一番私も気にかけて、歌を作りよく歌いました。替え歌で、母「こ~うちゃん」、三男「なあ~に」、母「こうちゃんってかわいいね」、三男「おか~あさんの子だからね」と・・・
四男は、人一倍甘えん坊で5才までお風呂では私のおっぱいを吸っていた甘え上手で、兄弟のアイドルでした。こんな感じのごく普通の親子関係でした。忙しい私を助け、よくお手伝いしてくれるやさしい子供達でした。

● 引き離されてからの子供の変化

引き離されてすぐに、子供の学校や少年野球の練習を見に行きました。長男は、野球の練習の後に私の車の中に誘い話をしました。「お願いだから離婚しないで。もう一度よくお父さんと話をしてほしい。お父さんの浮気は、何かの間違いだし・・・」。母「家をでなくてはならなかったのは、お父さんの浮気がきっかけだったけど、お父さんとは、考え方の違い価値観の違いでもう一緒にはいられない。」と長男の手を握り涙こらえきれずに話をしました。
当時中2だった長男は思春期に入っていたが、拒むことなく私の話を聞いてくれ、「お父さんが怖いなら僕が間に入って三人で話をしよう」とまで言ってくれ私の気持ちを気遣ってくれて・・・。こんなに、大人びたことを言ってくれたことにびっくりしたのと、とてもうれしかったのを鮮明に覚えています。
二男は、野球の練習の休憩を見計らい声をかけました。暑い日だったのでアイスの差し入れを、チームの子供にも配り、二男を呼び寄せ話をしました。練習中だったので、あまり詳しい話はせず、「お母さん、二男のことが大好きでまた会いたいから、また野球や学校に来てもいいかな?」というといつもどおりの笑顔で、「また来ていいよ!」と元気に返事をしてくれ、すぐに練習にもどり私は堂々と見ることができました。
三男は、誕生日のお祝いをしてあげたくて学校で待ち伏せをして、会いました。誕生日のお祝いしたいから、お母さんと一緒にお祝いしようと声かけて車で、ファミレスに行きパフェを食べて一緒に宿題をしました。
当時小2だった二男に、「抱っこしてあげるからおいで。」というと喜んで私の膝の上にすぐに乗ってきました。うれしくて、写メを撮りました。そしてプレゼントのブロックを買いに行きました。人目のない地下駐車場に車を停めて二男をまた抱っこすると、今まで必死に我慢していたのでしょう。声を出して小さな子が泣くようにしがみつき泣きだし、私も声をだし抱きしめて一緒にしばらく泣いたのです。こんなに我慢していたんだ・・・と改めて感じました。
四男は、保育園児だったため、保育園に会いにいきました。門をいつものように、開け入って四男が園庭で遊んでいるのをみつけ近寄り、名前を呼んで振り向き「こっちにおいで」といったらすぐに保母さんが駆け寄ってきて子供と引き離され、「父親から母親が来ても会わせないでくれ」といわれているのでことでした。私の事情を話せば分かってもらえると必死で訴えましたが無駄でした。
そのあと、調停裁判を私が申し立てをしてから、元夫は私が、浮気をして出て行った。調停裁判しているのは、「お金が欲しいだけで子どもと一緒にいたいのではない」と子供達に洗脳を始めました。そのあとの子供達の反応は日に日に変わりました。兄弟バラバラにしないで。僕たちはお父さんと暮らすから。俺達に関わらないでと長男。
一か月に一回会うから、こずかいちょうだい。私が野球を見に行くと、「お前のせいでチームやめさせられたんだ。くそばばあ。」学校にいくと、「お金ほしいだけなのに来てんじゃねよ。くそばばあ。」と二男からの電話。
引き離しにあったばかりの時は、抱っこしてあげるというと喜んで膝の上に乗り我慢していた気持ちが抑えられず私と抱き合い泣き出した三男。今は会いに行くと困った顔をし、逃げていく。
一年ぶりに会いに6歳の四男に行くと、誘拐されるかのような顔で、「お母さん嫌だー」と泣き逃げてしまった、人一倍甘えん坊の四男。

でも、そんな言葉や、逃げ出さないといられない子供達の方がもっと辛くて苦しんでいるのは、わかっています。子供達に、会いたくない。くそばばあと言われ逃げられても、お母さんは、一生子供達を愛し続けて、この場所で待っています。子供達の真の気持ちを信じていつか、以前見せてくれていた笑顔でお母さんと呼んでくれて会えることを願い待っています。

3年前の夏休みに引き離され、それから離婚と面会交流の調停をして、親権が欲しいと訴え続けてきましたが、こどもへの片親疎外がひどくなり、私と子供の気持ちが限界になってしまいました。子供の気持ちを尊重し親権を渡し、2カ月に1回の面会交流の合意書をかわして、離婚しました。

3月に離婚してから、相手方に電話をして面会交流を求めましたが、「子供達が会いたくないと言っているのにどうしたらいいんだ。俺は会いに行きたければ行けと言っている」、「あなたが、引き離しをやめて、笑顔で送り出し、真剣に子供に説得してくれなかったら、子供達は会いたいとは言えないと思う」、「なんで俺がそんなことしなきゃなんないの?自分で何とかしたら?」と言われ何を言っても平行線で話になりません。

そして、弁護士を介しての面会を求めましたが、双方の弁護士が子供に会い説得し気持ちを確認しましたが、子供達はやはり、私を寄せつけず「会いたくない」気持ちは強くなる一方です。合意書は、ただの紙切れとなり非監護親と子供の傷ついた心はどうなるのか憤りを感じています。

でも、今現在、学校の先生やママ友達から、子ども達が元気で頑張っていることは聞けること。そして、子どもに分からないように野球や、学校に行けば姿、成長が見られます。それを励みに、いつ子どもが頼って来てもいいように経済力、強い精神力を持てるように、自分に自信をつけて、いつも笑顔でいたいと思って、日々子どもに会えない苦しみはありますが頑張っています。今私に出来る事は月に1・2回子ども宛てにハガキを出すことしか子どもに関わることができないので、出し続けるつもりです。

今年1月に、二男が突然私に会いに来ました。「今は会えない。お母さんがいた時の事を思い出して辛いから。大人になったら会いにくるかもしれないし、また何かあったらまた突然会いにくる。弟達が、会いたいと言ったら俺が連れてくるから」と言って帰りました。

会えないと言われたことは辛かったけれど、私の中では5年生のままで止まっている二男が、ちゃんと自分の気持ちを私に言いに来たことに心も体も成長をして嬉しく思い、「もう小学校5年生の○○ちゃんじゃないね。しっかり、自分の言いたいこと言えるようになって成長したね」と言うと強張っていた顔が和んで嬉しそうでした。今の二男の気持ちを受け止めて、今は見守り、健康と成長を願い待つしかないと思いました。

そして、4月末、四男の野球を見に行ったら、私の姿がわかったみたいで試合の応援中にもかかわらず、どうしていいか分からないけど2度も私のすぐ傍まで来てくれたのです。私もどうしたらいいか迷いましたが、「○○ちゃん」と声をかけ手招きしました。でも、それ以上近寄る事はできなかったみたいで応援に戻りました。

子ども達は、決して会いたくないのではないのです。両親の強い葛藤を見て会いたいと言えないのでしょう。日本の単独親権制度に問題があり、私と子供達は苦しんでいます。本来の子供の姿は、夫婦は離婚しても、お父さんもお母さんも大好きなのです。その気持ちを監護親の片親疎外行為が変えてしまいます。それは子供への虐待だといっても過言ではないとおもいます。

もう、これ以上私たちのような引き離しが起きないように、共同親権に変えていかなければならないのです。これからも活動していきたいと思っています。

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