【2020.10.14】 【関連記事】共同通信 別居で面会が不自由は「違憲」 離婚の十数人ら国賠提訴へ
◆共同通信
別居で面会が不自由は「違憲」 離婚の十数人ら国賠提訴へ
離婚などで別居する親子や祖父母と孫の面会交流について、具体的な権利義務規定がないため不自由さを強いられるのは基本的人権の侵害で違憲だとして、10~70代の男女十数人が国に1人当たり10万円の損害賠償を求めて来月にも東京地裁に提訴することが10日、分かった。
民法では、父母が協議離婚をする場合、一方を子の親権者に定めなければならず、面会交流の条件も父母が話し合って決めるとしている。面会交流を巡る同種訴訟は他にも係争中だが、原告側によると、子ども側も原告に加わるのは初。 代理人の作花知志弁護士は「子の健全な成長のため国は法整備を進めるべき」と話している。
◆作花先生ブログ
https://ameblo.jp/spacelaw/entry-12630942079.html
私は弁護士として多くの面会交流調停や審判に関わってきました。その中でいつも思うのは,「なぜ親が子に会うことに,同居親の同意が必要なのだろう」ということです。そのような権限は,法律上,どこにも与えられていないと思うからです。それはいわば,法律上の根拠のない実務なのです。
近時の心理学的調査の結果,離婚後の子は,非監護親と多く面会を行った子ほど,自己肯定感が高く,またコミュニケーション能力も高いことが分かっています。そうであれば,面会交流は原則自由でなければならないと思うのです。なぜならば,子は非監護親と会えば会うほど,良い子に育つ,ということだからです。その子ども達が,将来の日本を担うからです。
◆各社記事
・東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/61041
・沖縄タイムズ
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/645950
・福島民友新聞
https://www.minyu-net.com/newspack/KD2020101001001385.php
・高知新聞
https://www.kochinews.co.jp/article/404454/
・新潟日報
https://www.niigata-nippo.co.jp/world/national/20201010573504.html
・中日新聞
https://www.chunichi.co.jp/article/135073
・北海道新聞
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/469349
・茨城新聞
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=CO2020101001001385.1.N.20201010T111504.xml&elem=z