2012年08月10日 中日新聞 『離婚後の親権で県の担当者と面会(三重)』
名古屋の米国人
離婚後の子どもの真剣問題を考えてもらおうと、米国人の英会話講師ケビン・ブラウンさん(四五)=名古屋市西区=が九日、県庁で子育て支援課の担当者と面会した。
ブラウンさんは米イリノイ州出身。二〇〇一年に米国留学中の日本人女性と出会い、結婚。その後来日し、長男を授かったが昨年に離婚。親権は元妻にあるため、七歳の息子とは月一回、五時間しか面会が許されていないという。
ブランさんは昨年から全国各地を回って親権問題を訴えている。この日も、日本では片方の親が親権を持つため一方の親は子どもと十分に会えないなどの問題点を訴えた。
欧米では、両親に子どもの養育権を認めるのが一般的。ブラウンさんは「毎日会いたい。それができなくて本当につらい」と話した。
(宿谷紀子)