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その引き離し ちょっとまって!
その引き離し ちょっと待って!
家を出る前に、知っておいてほしいこと
1.引き離しは誰のため?
どんな理由があれ、夫婦喧嘩は夫婦の問題。だから、子どもを傷付けないように配慮するのが、親としての最低限の役目です。
あなたと子どもは別の人格。あなたには嫌な配偶者でも、子どもから見れば、パパもママもどちらも大切な親。だからパパともママとも一緒にいたい。仲良しの友達と別れたくない。転校なんてしたくない。どんな子どもも、そう思っています。
そんな子どもの気持ちを考えてあげれば、強引な引き離しなんてできないはず。
※ あなたが相手を嫌いだからといって、子供も同じだと思っていませんか?
あなたと子どもは別の人格。あなたには嫌な配偶者でも、子どもから見れば、パパもママもどちらも大切な親。だからパパともママとも一緒にいたい。仲良しの友達と別れたくない。転校なんてしたくない。どんな子どもも、そう思っています。
そんな子どもの気持ちを考えてあげれば、強引な引き離しなんてできないはず。
※ あなたが相手を嫌いだからといって、子供も同じだと思っていませんか?
2.引き離しの影響は?
別居や離婚による突然の引き離しは、住居や学校などの物理的環境は勿論のこと、引き離された親や祖父母、友人からの愛情、そして生活の困窮など、様々な周辺環境を一変させるため、子どもの心や身体に大きな影響が起こってしまうことが知られています。
(1) 片親疎外(Parental Alienation:PA)
片親から引き離された子供は、監護親(同居親)の意向を汲み取って、非監護親(別居親)への敵意や嫌悪感を強く持つようになります。これにより発生する一連の精神症的症状を片親疎外症候群と呼びます。(2) 虐待被害の高リスク化
引き離しにより片方の親の監護を受けない状況では、監護親の絶対的親権の下での虐待のリスクが高くなります。監護親が再婚した場合には、新たな配偶者からの虐待のリスクも加わります。(3) 非行の高リスク化
引き離された子どもは、悲しみの中で喪失感や罪悪感に囚われています。そして自己否定、自傷的な感情によって、非行に走るリスクが高くなります。女の子の場合には、未成年での妊娠の比率が高くなるという報告もあります。
最も注意すべきは、これらの問題がお互いに影響し合って進行していくことです。
※ 子どもには、引き離し体験によるリスクが生涯ついて回るのを知っていますか?
3.引き離しは正しいこと?
現在の日本の法律には、非監護親と子どもの面会交流の規則がありません。そして、離婚後は単独親権制度のため、先に連れて行った方が有利…になっています。罰則がないから、裁判所も手をこまねいているだけの状態です。
でも、それって正しいですか?
両方の親から愛されて育つのは、子どもの持つ最大の権利。たとえ離婚しても、親子は親子。だから、あなたの権利と同じ位に、子どもの権利を守ってあげてください。
※ 親子の交流は子どもの権利。それを守らないのは虐待だって知っていますか?
でも、それって正しいですか?
両方の親から愛されて育つのは、子どもの持つ最大の権利。たとえ離婚しても、親子は親子。だから、あなたの権利と同じ位に、子どもの権利を守ってあげてください。
※ 親子の交流は子どもの権利。それを守らないのは虐待だって知っていますか?
4.どうしても家を出るのなら その前に…
子どもの幸せのために、もう一度冷静に夫婦間の問題を見つめ直してください。
それでも、NO!だったら…。
どうやって親子の絆を維持していくのかを、きちんと話し合ってから家を出てください。
それが子どもの全人生への最低限の思いやりです。
※ 愛し合っていたから授かった、大切な子どもです。「子どもの幸せって何だろう?」って、もう一度よく考えてみませんか。
それでも、NO!だったら…。
どうやって親子の絆を維持していくのかを、きちんと話し合ってから家を出てください。
それが子どもの全人生への最低限の思いやりです。
※ 愛し合っていたから授かった、大切な子どもです。「子どもの幸せって何だろう?」って、もう一度よく考えてみませんか。
◆◆◆ 片親疎外(PA)を解説する動画 ◆◆◆