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「我が子に会うためには法律を変えるしかない」 新垣 直

2010年3月28日裁判の和解調停で私たちの離婚が成立しました。
裁判所の発行した和解条項文では養育費を毎月○○円、解決金として○○円、子供との面接は月に2回程度行う。と記載されていました。弁護士の説明によるとこれは判決文と同じ重みを持つとのことでした。が、元妻は現在までも全く会わせようとはしません。

9か月の調停、1か月の再度の話し合い、6か月の裁判の間も一度として会わせようとはしませんでした。娘とは(現在4歳と6カ月)2歳8カ月位から会っていません。おそらく私の存在も忘れているかもしれません。

結婚生活は悲惨なものでした。私は休日が日曜日しかないのですが、せっかくの日曜日だから家族で出かけようとしても、日頃は私が子供の面倒を見ているのだから日曜日は自分の時間だといって出かけるばかりで家族で公園や行楽地に出かけたことなど一度もありませんでした。
いつも娘と二人でお祭りに行ったり、動物園や、公園で遊んでいたのです。

もちろん、平日は仕事をしているので(妻は専業主婦、子供は保育園)家に帰る時間は子供の寝る時間だったりするので、私が娘を育てたなんて言うつもりはありませんが、家族の時間を一度も持たない家族なんて、私には全く生きる世界が違うくらいの異常なことだったのです。

それに夫婦の時間も夫婦の営みどころか結婚してからは一度も寝室を供にもしたことがないし、手をつないだことさえありません。お互いに話し合った時に、今後もこのスタイルを変えるつもりはないし、離婚するつもりもない!そう思うのはあなたの概念だ、観念だ、そういう自分のことだけを考えてあなたはこの40年間生きてきたんだ!などと罵声を浴びせる始末で。これではやっていけないということで離婚を決意したのです。
(ちなみに、彼女の父親は自己啓発会社の役員をしていて、上のようなセリフは彼女の常套句なのです。結婚前にそれを見せてくれていたらと今でも悔みます。)

ところが裁判になると私は未練があるので離婚はしたくない。だけど同席して話し合うのはいやで、子供に会わすのも嫌だというのです。こんなつじつまの合わない話はないでしょうと弁護士に抗議するように言うと、「まあまあ、まずは離婚することが先決ですから、子供との面接や親権を争うと、離婚自体ができないし、小さい子供には母親の愛情が必要だと日本では考えられているのでほぼ100%親権をとるのは無理です」と告げられ、泣く泣く親権をあきらめ、せめて親同士は争っていても子供には精神的な負担をかけないようにと、何度も面接を申し入れましたが全く聞きいれては貰えませんでした。

子はたとえ両親が離婚したとしても、両方の親、そしてその家族に愛される権利があると思います。いえ、愛される権利があるのです。

こういう異常な状態を何故、調停員も家裁の裁判官も弁護士も理不尽なことと感じないのでしょうか、この話を別の人にすると皆さんそろって信じられない顔をします。こういう理不尽で、異常なことがまかり通っていることは当事者じゃないと誰も知らないのです。

裁判の判決と同じ重みがあるという和解条項文を無視しても何のおとがめもなしなんて、これでは法治国家ではありません。それだったら裁判所なんて存在すら必要ないのではないかとさえ思ってしまいます。

そのことも含め弁護士に相談に行ったところ、今のところこちらの出来る手段は会わせるまで養育費を止めることか子供を会わせるようになるまで、元妻をおだてるしかない。といわれ、
ひどいショックを受け、落胆しました。

この日本という国は、血のつながった親子が会うということさえ出来ない。それを異常なことだとも扱わないなんてと国家に対してさえ失望を感じました。

そんなある日、インターネットの動画サイトでYou Tubeというサイトを何気なしに見ていたら、
「共同親権と面会交流について、下村博文議員4月16日衆院法務委員会」という動画を見つけました。これを見ていると、子供に会えるには共同親権という世界のほとんどの先進国にある法律を可決するしかないんだ、しかもこの法案はかなり実現性があるとういうことも知りました。

それで共同親権というキーワードをインターネットで探して親子ネットのホームページを見つけたのです。しかも先日の沖縄タイムスの一面にハーグ条約批准の記事が大きく出たりと、今こそこの理不尽な法律を変える転換期なんだと全身で感じました。

現在、私は自分の住んでいる市議会議員にアプローチして議会で意見書を可決させ総理大臣や法務大臣に送るよう働きかけています。そして沖縄でも同じよにで見を削がれるような思いをしているお父さんやお母さんに人づてで広め一つの会をつくりたいと思っています。なるべく早い時期に沖縄での講演等そ行ってていただき、それをメディアが取り上げ、理不尽で異常なことがまかり通っているということを当事者以外の人達にも知ってもらいたいと思っています。

共同親権という法案が可決され、我が子に会える日が1日でも早く来ることを願ってやみません。

新垣 直

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