【2020.01.26】 【関連記事】欧州議会 日本の子の連れ去りに関する決議案(審議継続中)
ユング議員のブログによりますと、次の会議は2月19日のようです。
Enfants euro-japonais enlevés par leur parent japonais: échanges fructueux avec des députés européens
以下には、何を決議に求めているかが記載されており、欧州政府によるハーグ条約履行状況の評価などを求めてます。
<2020/1/26 update>
記事はこちら
https://youtu.be/mXkzwNsRU_c
【字幕】
皆様、私は、この機会に、日本におけるヨーロッパの子どもや親たちに関する特有の、かつ、悲惨な状況についてお伝えしたいと思います。
偉大なアジアの国家であり、様々な面で重要なパートナーとなっているこの国において、 毎年、15万人もの子どもが一方の親に連れ去られ、もう一方との親との接触を妨害されています。
多くのヨーロッパの国民もこの驚くべき状況に巻き込まれています。
特に、我々は以下の点を考慮しなければなりません。
日本では共同親権制度はなく一方の親による子どもの誘拐は犯罪とはみなされません。
子どもを誘拐した後、裁判所の判決を尊重しない親に対し制裁が科せられることもありません。
これは、日本も1994年に批准している児童の権利条約を侮辱するものであり、子どもとの関係を継続的に維持する親の権利も侵害しています。
このような犯罪行為に直面し、特にヨーロッパ国籍を有している者がその犯罪被害者である場合、我々は沈黙していることはできません。
多くのヨーロッパの国籍を有する者たち、特にイタリア人、ドイツ人、フランス人は、欧州連合が、この問題を認識し、議論し、 具体的な行動をとることを望んでいます。
端的に言えば、欧州連合に助けてほしいと望んでいます。
例えば、ヴィンセント「フィショ」氏とトッマーソ「ペリーナ」氏の事件があります。
彼らは、判決で面会交流について有利な判決がでているにも関わらず、 彼らの子どもたちと再会できず日々戦っています。
私は彼らと会い、その必死の叫びを聞き、解決を求められました。
これが、本日、私が欧州委員会に明確に約束してもらいたいとお願いしている理由です。
私は、ストラスブルグにおいて投票がなされ決議がなされることで、この問題がより重要な問題となることを望みます。
また、近年の貿易協定や日本と欧州連合との戦略的パートナーシップ協定を利用し、 日本政府に対し「法の支配」を可及的速やかに回復するよう求めることを望みます。
【経緯】
欧州議会で、イタリア選出の党派M5S(NI)のIgnazio Corrao議員が、
日本の子の連れ去りに関する非難演説を行い、非難決議案を2件提出するといっています。
同じく欧州会議の政党であるRenew Europe(を構成するFranceのLaREM)からも、子供の連れ去り非難決議案が提出されています。
https://twitter.com/senateursLaREM/status/1197200032644128768
欧州議会でも、日本の子の連れ去りに関する非難の声が大きくなりつつあります。
なお、欧州会議の構成は以下の通りです。
https://www.europarl.europa.eu/portal/en
https://en.wikipedia.org/wiki/European_Parliament
M5S(イタリア) 欧州議会でNI
http://movimento5stelle.it/
Renew Europe 欧州議会でRE
https://reneweuropegroup.eu/en/
LaREM(フランス)
https://en-marche.fr/
◇2019年12月22日
上記フランスのLaREMの非難決議案「日本人の片親による実子誘拐によって欧州の片親と断絶させられた子供達に関する欧州決議案」は採択され欧州議会へ提出されました
◇Sénateurs LaREM
https://twitter.com/senateursLaREM/status/1207297217574375427?s=20
◇日本語版
https://twitter.com/RaptEnfantJapon/status/1207647464708280320?s=20