【2015.01.18】 ブラジルも共同親権に
ジルマ大統領(労働者党=PT)は12月22日、子供の両親が離婚した場合に子供の監督権、また経済面を含む養育や教育に関する責任と決定権を両 親に等しく与える「共同親権(Guarda Compartilhada)」を原則と定めた法案を承認しました。ブラジルでも近く、共同親権に移行することになります。
離婚後に親子の繋がりを切らないことが、離婚による貧困の回避(養育費の支払いの継続)、育児放棄や児童虐待の防止にも繋がると見通していること が合理的です。
現在の日本では、離婚家庭が「ひとり親家庭」と呼ばれることが多いですが、これはおかしな呼び方です。たとえ離婚したとしても、片親がいなくなる わけではありません。制度の面においても、両親が存在し続ける限り、離婚家庭を死別による離別と同じにしてはならないと思います。